ジョン・マッキー conscious Capitalismに触れて。

こんにちは。
春ですね。一年のうちでも気持ちがいい季節です。
 
今日は、「その効率は、本当に効率的か?」の話しです。
 
アメリカに、ジョン・マッキーさんという社長さんがいます。
「いい資本主義をしよう!」を唱えていて(conscious Capitalism)、
有名な方です。
 
 
 
彼は、ただ利益だけを重視するのではなくて、
・会社スタッフの充実感や、
・供給業者さんとのパートナーシップ、
・お客さんの満足、
・コミュニティとの関わり、
・投資家へのリターン
みんな大切にしようと言いました。
その方がうまくいく、と。
 
 
最近では、こういう話し、よく聞くことかもしれませんが
(こういうことを「聞き慣れる」のも不思議に思いますけど)
彼は自分でそういう経営を実践していることと、
経済学者ミルトン・フリードマンさんと、
ケンカしていたことで注目を集めました。
 
 
経済学者のフリードマンさんは
「会社は、株主の利益だけを追求すべきだ!ガォーっ」と主張し、
マッキーさんは「もっといろいろ追求した方がいい!」といいます。
 
 
マッキーさんは調査リサーチもして、
「いろいろな人やことを大切にしている会社の方が、
 結局株主に多くの利益を提供している」ことを示したりもしました。
でも、フリードマンさんは、聴く耳持ちませんでした。
(統計結果と、実際にうまくいっている会社の一覧が目の前にあるのに、
 認めないのは不思議です)
 
 
 
彼らのやり取りを追っていて(ミルトン・フリードマンさんは、
2006年に亡くなっています)、「効率」について、考えました。
 
効率は大切だけど、効率を重視しすぎる姿勢は、
それがどんな業界/領域であれ、素人目に見ても危うく見えませんか。
 
 
例に挙げた、株主の利益を追求するとしても、
そのことしか考慮しないのは、
将来の株主の利益を損ないそうな気がします。
 
 
こんなことを思いながら彼ら2人のやり取りをしらべていて、
僕らがよく使う「効率的」というのは、
「たくさんある
 『本当は大切にした方がいい指標』のうち、
  いくつかに絞ってしまうこと」
なのだと気づきました。
 
 
 
たとえば、歯磨きをするのは、
仕事にとって非効率だと考えたとします。
 
それで効率重視する人は、歯磨きしないのが効率になります。
でもそうすると、間もなく歯が痛くなって、
時間も、体も、金銭も、お支払がやってきます。
 
たまたま歯を磨いた人だけが、虫歯に悩まないのですが、
一般常識として歯を磨くなんて時間の無駄と
思われているので、ふつうは磨きません。
 
 
 
スタッフのこと、協力会社のこと、投資家のこと、自分のこと
地域のこと、
 
さらに、人ではないもの(動植物)や、
まだ生まれてない人のことまで「考えに入れる」と、
効率は、とても難しくなってきます。
 
が、考えの中に入れて大切にしたものは、
将来にわたって機能してくれる可能性が高くなる。
 
 
僕たちは、考えなくていいことにしたことを、
あらためて考えの中に入れる世代なのかも知れません。
 
 
いまはお客さん自身も、自分が受けとるメリット以外も、見てます。
「スタッフが楽しそうに働いていること」が、マーケティングやブランディングの重要な一手になるように。その「指標」は今後も広がっていくでしょう。
 
自分は何を重視するか。
すこし視点をずらしてみる。
おもしろい経営をすることは、
小さな会社にもできると思います。
 
 
 
あなたは経営でどんな「もう一つの観点」をとりいれますか?
それは具体的に、どんな打ち手につながるでしょう?

 

 

 

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